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髪が本当に好きになった美容師の話。

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いつから、こんなに【髪】が好きになったんだろう?

って考えてみた。

 

確実に髪型をいじり始めたのは

小学校五年生の時。

 

始めて〈美容室〉に連れて行ってもらって

 

『こんなステキなお仕事があるなんて!』

 

と思ってからだ。

 

 

そして雑誌を見ながら色々と結ってみたり、

リボンやヘアアクセサリーを買ったりつけたりが楽しくて、

毎日同じにならないようにと、

時間が無くても[分け目]だけでも変えてみたり。

 

そのまま真っ直ぐ【美容師】になる!!

と専門学校へ行き、

毎日の実習が楽しくて、

就職して、

様々な技術を学んでいく過程も

知れば知るほど深い世界だった。

 

学生の時から[美術]だけが得意で、

絵を描く平面の美、

木から彫り出す立体美も、

ある意味、動かないし、素材も固定されてるから、

思い描く所に時間さえあればたどり着いた。

 

でも【髪】は違う。

 

様々な頭のカタチ。

生え方、毛流の渦。

それに様々なクセや髪質。

頭のカタチにびっしり生えてる髪を

パネルのように持ちあげると、

この角度で切ると、落ちたらこうなる。

この場所をこうエグると、こう収まる。

などなど〜〜、、

 

なんなんだ、この世界は!!!

と、美容師の世界に入ったばかりの時には思ったものです。

 

そのうち、

施術した事による傷みを受けた髪や、

元気なく硬くなった頭皮から生える髪たちを多く感じるようになった。

「あぁ、髪が可哀想なことになってる…(T_T)」

 

【髪】というタンパク質の繊維は、

水分や熱、薬剤などによって多様な変化をする。

 

だからこそ、

キレイ!美しい!

という輝く艶ツヤ✴︎を放ち、

サラサラの感触、

カーリーの可愛さ、

様々な髪型へ変身、、

などなど、

 

こんなに大事で、こんなに楽しく、

気持ちを上げてくれる存在ってスゴイと

思っているから、

 

「傷みや弱った髪をなんとかしてあげたい!!」

と思ったわけです。

 

 

楽しむ為には【素材美】を。

 

でも、普通に流行りを楽しむのも

美容師ならではのワクワクの瞬間♪

 

それも分かります。

 

本当に同じ髪質の方はいないので、

毎回、毎日、

「わぉ!このお客様のこの毛量凄い!

(多い方は大抵頭皮が柔らかくて素晴らしい!)」

 

「こんな渦は見たことないぞー!」とか、

 

「このクセ、いいなぁ!」とか

 

心の中で【髪のフェチ】ポイントを

感じて楽しくなってたりする私です。笑

 

 

どんな髪質でも、

「この私の髪、好き(になった)♡」

って思える所に持っていく事も

美容師の仕事です。

 

【髪は顔の額縁】とよく言われます。

 

私も幼少時に自分に自信が無くても、

髪をこだわれば、

なんとかそれなりになるのでは!!

 

と思ってからの【美の道】です。

 

私は、本当に美容師になって良かったと

 

髪の毛を触りながらワクワクしてる

自分を知って

つくづく思っている毎日です。

 

これからも、どうぞ触らせてくださいね♪

 

 

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