【髪がキレイになると、人は少し変わる】- 美容師が信じている、その先にあるもの-
美容師を長く続けていると
感じること。それは…
髪がキレイになると、人は少し変わる。
ということ。
もちろん、
性格が変わるわけでも、
人生が劇的に変わるわけでもありません。
でも、その「少し」が
思っている以上に大きいように思います。
●髪は「顔の額縁」以上の役割りがある。
髪が整うだけで、
お顔が明るく見えたり
メイクを頑張らなくても
品のある印象になったりします。
それだけではありません。
髪がキレイになると…
・鏡を見るのが楽しくなる。
・外へ出かけたくなる。
・人に会いたくなる。
・「今日はちょっといい日かも♪」
と思える。
そんな小さな変化が生まれます。
外へ出ることは健康につながるし
人と話すことで笑う時間が
増えるかもしれない。
調子いいなと思えると
何かにチャレンジしようという気持ちも
出て来たりするかも。
そういう小さな変化の積み重ねは
心や体にも
きっと良い影響を与えてくれる。
たくさんのお客様と話してきて
それはとても感じることが多いです。
●美容師として大切にしていること
昔、勤めていた頃。
オーナーから
「川崎さんのお客様って、
帰る時みんな笑顔になって帰るよね。」
と言われたことがありました。
髪が整うことで、
少し前向きになれたり
少し自分を好きになれたり。
そんな変化が
自然と笑顔につながることを感じていたので
私は髪とともに空気感をとても大切に思っています。
お客様は髪をキレイにしたくて
今の髪の不満を取り除きたくて
ご来店されてるのだろうと思っています。
そんな時のお客様の表情や空気感は
不満と不安や憂鬱さ、もどかしさが
どこかにあったりします。
それを最大限に取り除いて
満足していただくことが
美容師の努め。
髪の1番の悩みは何だろう?
不安なのは施術なのか接客なのか?
1番の希望は何だろう?
などをカウンセリングから導いていく。
そうしながらも私は、
私自身がきちんと
自分の髪や
自分を受け入れていること
私が笑顔で美容師をしていることが
大事なのではと
心にずっと留めている。
接客は人と人が向き合う時間。
どちらかの空気に引き寄せられることって
あると思います。
それならば、
私から笑顔で
柔らかい空気の中で
不満や不安を伝えてもらいたい。
安心の中で髪も心も癒されてもらえたら
本望だと思うのです。
だからこそ、自分から。
●髪がキレイになる、その先へ
髪をキレイにすることは
もちろん大切。1番重要。
でも、
それはゴールではない。
本当に届けたいのは、
その先にあるもの。
少し自分を好きになれること。
心に少し余裕が生まれること。
その余裕が、
家族への優しさになるかもしれない。
友達との笑顔になるかもしれない。
そして、
自分自身にも優しくできる
きっかけになるかもしれない。
そんな小さな幸せの連鎖が
広がったらいいなと思う。
髪がキレイになることは、
人生を変える魔法ではありません。
でも、
その人が少し前を向く
きっかけになる。
私はその力を信じて
これからも美容師という仕事に
誇りをもって。
必要とされるなら
美容師として働き続けていきたいと
思っています。
だから今日も
私は髪を大切にしています。
その先にある笑顔を信じて。
