【道のり19】あの日見た景色と、その意味。
独立してから、ありがたいことに
毎日忙しく働いていました。
その傍らで、
ずっと不思議に思うことがありました。
なぜ私は
ここまでの場所に辿り着けたのだろうか。
もちろん技術も知識も学び続けたい。
もっとお客様の役に立ちたい。
こんなにもキツイことを一生懸命に
沢山乗り越えてきた
その強い気持ちは
どこから来るのだろうか。
独立開店など夢でもできるわけない。
ただ美容師の仕事を天職と思っていただけの
ひとりの小さな美容師でしかない。
そんな私がまさかこの年齢で
その夢が叶ってしまった。
何かに背中を押されて続けていたような
そんな感覚をずっと覚えていたのでした。
もちろん、これからも頑張る!
やりたいこと、やらなきゃいけないことは
たくさんある。
それでもこのエネルギーは
どこからくるのだろうか?
そんな意味を見つけたかったある日。
知人の紹介で
いわゆる「過去世リーディング」というものを体験する機会があった。
正直に言うと、
最初は半信半疑。
本当だったかどうかは
今でも分かりません。
でも私にとって
それはとても不思議で
すごく意味のある体験だったのです。
その中で
私は3つの景色を見ました。
ひとつ目は、
暗い建物の中。
ランプを手にして
修道女のような姿をしている。
窓の外には明るい世界が見えるのに
外へ出ることは許されない。
その場面で、
現実的な私は涙を流してしまいました。
独立前の苦しかった頃の自分と
重なって共感してるような感じでした。

次に見たのは、
外の世界へ出た瞬間の場面。
青い空。
花畑。
自由に手を広げて
好きな所へ行ける。
それは言葉にできないほど喜び、
嬉しかっただろうなって思える瞬間。
まるで、
独立が決まった時の私の気持ち、
体験そのものかのようだった。

そして1番印象に残っている
最後に見た景色。
田園風景が広がる田舎の小さな教会で
私は村の人たちの相談にのっていました。
そして教会で手を重ねて祈る日々。
心の中で
繰り返し強く思っていること。
それは…
「私にもっとチカラがあったらよかったのに。」
困ってる人がたくさんいる。
沢山の人の力になりたい。
もっと助けてあげたい!
でも。
自分はただの無力な人間でしかない。
制度を変えることも
病気を治すこともできない。
ただ話を聞いて、祈るしか…。
そんなもどかしさを感じたまま…終えた人。
もし次に生まれ変われるのなら。。

…私は妙に納得してしまったのだ。
ああ、だから。
ずっと人の役に立ちたかったんだ。
もっと知りたい。
もっと学びたい。
もっと力をつけたい。
そう思い続けてきた理由。
美容も。
技術も。
知識も。
場所も。
全部そのために必要な何かを求めて
ずっとやってきたのかもしれない。
本当だったかどうかは、
今でも分かりません。
でも私はあの日、
自分の中にずっと抱えていた疑問の答えや
意味を見つけた気がしました。
もっと誰かの役に立ちたい。
そのためにも。
『もっとチカラが欲しい。』
その気持ちは
今も昔も変わっていないかもしれません。
今も私は美容師として、
髪を通して人と向き合う仕事をしています。
あの時、
教会を訪れていた人たちと。
今、
お店に来てくださるお客様。
少しだけ重なって見えることがあります。
…だからこれからも
あの時果たせなかったであろう
なにかひとつでも
救えることができるのならば。
後悔だけはしない生き方をしたい!
そう思いながら毎日感謝して
大切な時間を共有させてもらっていると思っています。

【あとがき】
ちなみにリーディングのラストで
あの場所はイギリスだと分かる景色でした。
実は私は美容学生の頃、
初めての海外旅行はイギリス。
そしてその空港でなんと
トランクを盗まれました!!!
当時は泣きながら
「もう二度と来るもんか!」
と思った酷い思い出の地!!!
それなのに今振り返ると
なぜか英国アンティークが好きで、
独立したお店もそんな雰囲気になってました。
あとから後から出てくる
面白い話(笑)
…ご興味ある方にはお店で話しまーす♪笑
人生って本当に分からないし、
不思議なことも
捉え方によっては都合よく捉えてもいい。
それが前向きになるなら
自分で思うぶんには
アリなんじゃないかなって
思う私でした(笑)
