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【道のり24】絶望の出産を経て、初心に戻った私。

ブログ女美容師の道

破水して、入院した。

いよいよだな!

そんな気持ちだった。

むしろ、楽しみなくらいだったと思う。

母も安産だったし、これまでたくさんのお客様から出産のお話も聞いてきた。

だから、

「どのパターンが来ても受け入れられる!」

そんな気持ちでいた。

自分なりに、出産に対して覚悟もできているつもりだった。

今まで、それなりに辛いこと、痛いことがあっても、我慢強い方で、なんとか乗り越えてきたから、大丈夫だろうと思っていた。

⚫︎最初の「想像と違った」

入院棟の夜ご飯は豪華で栄養たっぷり。
完全個室でゆったり過ごして、
日付が変わった頃から
お腹が痛み始めた。

結構痛くなってきたな…

何度か痛みをやり過ごしていたが、
わりと早々に、

私は嘔吐したのだ!

吐くなんて、
聞いたことなかったのに!
なんでっ!!!?

私にとって「食べたものを吐く」というのは、それだけで一日終了〜となるくらい、ものすごくダメージを受けることだった。

そこで「私は、大丈夫!」
と思っていた強い気持ちが
弾けて飛んでいき、

頭が真っ白になった。。

助産師さん達も、何で吐くの!?
って驚いた感じで、
「これでは出産への体力が落ちてしまう!」
と、点滴をつけながらの状態になった。

⚫︎終わりの見えない痛み

それでも、陣痛は続いていく。

何分か間隔で痛みがやってきて、
何分か、落ち着く。
その繰り返し。

痛みを耐えて
それでもどんどん痛くなってきて

助産師さんを呼んでみてもらっても
なかなか子宮口が開かない。

すごい痛いのに、
「まだ5ミリしか開いてないわよ。」
と言われた。

…ちょっと待って?

出てくる時は10センチって聞いたことある。
…ってことは?

あと20倍ってこと!!!!?

部屋の窓はブラインドで閉められ、
何時なってるのかは時計でしかわからない。

その時計も長い針が
一周するまでに何回も痛みがくる。
あと何周すれば、終わるの?泣

……絶望感だった。

人から聞いた話だと、どんどん陣痛の間隔が狭まってくると聞いていたのに

私の場合は、時間間隔が定まらなかった。

だから、
「もうすぐ出産で痛みから解放される」
という感覚をもてない。

ただ、終わりの見えない痛さに襲われ続けていた。

そしてさらに。

そんなすごく痛い時間に、
なぜか助産師さんからメチャクチャ叱られた。

一生懸命に耐えて、乗り越えて、
いよいよじゃないか!?と呼んでも、
何時間も経って呼んでも、
全然子宮口が開く気配がない。

助産師さんもイライラしたのだろうか……、
でも、ヒドイ…( ´:ω:` )

痛い。
辛い。
落ち込む。

恥ずかしいとか、
え、ウソでしょ!?
そんなことする!?
…大変とかっていう言葉が軽く飛んでいくような、出産ってこんな!?という感情もすらも、
枯れ果てるような激痛に襲われる。

そこからさらに。
薄暗い部屋にひとりぼっちにされ
頼りの綱の旦那からも引き離され。。

なんでこんな思いをさせられなきゃいけないんだと思いつつも、もう引き下がることなんてできない…。

激痛に耐え、
痛みがやわらぐと気を失う。
また数分後に痛いぃー!の繰り返し。。

日付はさらに変わり、、
しばらくして様子を見にきた助産師さんが

「あ、そろそろ産まれそうだわ!」と。

バタバタと人が集まってきて
助産師さんが私をまたぎ、
同じタイミングでお腹を押す。
産科の先生は吸引。

1.2.3!! (3でいきむ!!)
1.2.3!!
…
1.2.3!!!(ズルっっっと!!出てきたっ!!)

…やっと、、出てきたーーーー!!!!

ようやく。

本当にようやく、赤ちゃんが出てきた。

「やっと終わった……」

そう思った。

ところが。

赤ちゃんにトラブルが起きてるらしい!!

「ナニ…!?」

「何が起きてるの!?」

向こう側で先生方がバタバタと処置をしている。

やっとここまで乗り越えたと思ったのに、

産まれた時に、赤ちゃんは
おぎゃーと泣いていなかった…。

まさか。

一難去ってまた一難…なの。。

どうやら赤ちゃんは
産道を通る時に肺呼吸に変わったのに、
途中で戻ってしまって、
羊水で溺れてしまってから出てきたらしい!!

そんなことってあるのっ!?

肺に入った水を細いチューブで先生が吸い取り、
「泣いて!泣いて!!」と言ってた。

もしかしたら呼吸できてない時間次第では
大きな病院に搬送するかもしれない、と言われた。

青ざめて、呆然。。。

そんな時間の中で。

か細い声が聞こえてきた…

「オギャ…、オギャ!オギャャーー!!」

と泣き声がっ!!!
(;_;)

「…もう大丈夫!
大きな病院も行かなくても平気よ!」

と、赤ちゃんは無事助かったのです……泣

その後。

安心してたら

「あ、胎盤とるの忘れてたね!(えっ?)
これから裂けた所縫うね(えっ!?)

痛い!!!!

「あれ?麻酔効いてなかった!?」

チクッ!
痛いーー!!!!!!
(っ ;ὢ; c)

そして、
最後にまた気持ち悪くなって
ひと吐きして…

終わった。。。

⚫︎そして、母子同室

無事に終わった。

赤ちゃんも隣で寝る母子同室。

身体も気持ちもヨレヨレで、
何かをゆっくり感じるような余裕はなかった。

助産師さんに教えてもらったことをこなすだけ。

授乳して、
オムツ変えて、
チェック表に記入して、
寝る。食べる。

黄疸の機器に入れるとか
沐浴の仕方を教わる。

そんなことを繰り返していた。

とりあえず、よく飲んで
よく寝てくれる赤ちゃんだった。

でも、私の感情は、
まだどこか止まっていた。

⚫︎3日目の朝

毎日のルーティンや
赤ちゃんのお世話にも少し慣れてきた。

そんなゆっくりとした朝。

あの陣痛の33時間が、
ふっと蘇ってきた。

「……本当に辛かった。。。」

そこからしばらく…

涙が止まらなくて
ひたすら号泣した。
゜( つо т ) ゜。

どれもこれも。

あれも、これも。

全部、本当にしんどかった。

大丈夫だと思っていた。

私は、どんなことが来ても
受け入れられると思っていた。

でも、

ダメだった。

絶望になんども襲われ、

私はこんなにも弱いんだ。

そう思わされた。。

自分を支えていた自信とか
積み重ねてきた経験からくる思想とか

そういうものが
一度すべて崩れ落ちたような感じだった。

もちろん、全部が無になったわけではないけれど、

それでもほぼ、崩れ落ちたように
泣き崩れた……。

そして私は、

初心に戻ったのだ。

これからは…

赤ちゃんの母にはなりましたが

謙虚な気持ちで

ど素人の母として

また精一杯頑張っていきたいと思います…。

そんな気持ちになった。笑

どんなにたくさんの経験話を聞いても
自分が当てはまるとは限らない。

自分の経験が誰かの役に立ったなら
いい話を聞かせてもらえて良かったとなったなら、よい話。

だけど、今回の私の経験した出産話は、
ここに書けないレベルのこともあり過ぎて…、

今は無痛分娩が増えたという時代に、
こんな話したら若い子達はなおさら出産なんてしたくない!!って思ってしまうよなぁ、って思う。

痛みは忘れると、聞く。
たしかに忘れる。

でも、痛くて辛かった感情とか
絶望感は忘れたくても忘れられないのよ…。

だけど!
痛みなんて無い方がいい!
お産は軽いにこしたことない!!

それが私の経験からくる言葉。笑

そして道のりは。
これからは
謙虚に子育てする
美容師な母の話になります!笑

この記事を書いている美容師のこれまでの道のりはコチラ

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