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髪フェチ美容師の超大事なシャンプーの歴史!

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シャンプーはとにかく大事ですっ!!

 

って何度も何度も言う私。

なんでそこまで大事なの?って

多分おおよそ理解してる方もいらっしゃると思いますが、

伝わりきれていないような。。

σ(^_^;)

 

化学的に、

界面活性剤がこっちの方が優しいからとか、

高機能だとか、有効成分が、と言っても

本当にそうなの?効くの?

分からない割に高いんじゃない!?

と思う方、、多いと思います。

 

私もそうだったなと、

美容師になる前は思ってたので、

 

どうやって(理解して)きたのか?

どんな想いや気づきがあるのかも

振り返ってみて、自分で再確認しました^ ^

 

 

私が美容師になる前の10代の頃。

 

私が【髪】を意識し始めたのは

小学5年生(11才)。

そして同時に〈美容師になる!〉

と思った私。

 

髪をいじって、

色々やって、

色々使ってきたけど、

 

当時(高校生くらいの頃)は

ラックス、エッセンシャル、パンテーンと

メリットがCMで主流で今ほど種類もなく、

私はパンテーン派でした!

それ以外にもトリートメントやスタイリング剤系は沢山使ってましたが、

その話も長くなりそうなので、

また今度…^^;

 

美容学校に入っても、

変わる事なくパンテーン。。

 

そして美容室に就職して、

新しい価値観に出会ったのです!

 

夢憧れていた美容室勤務。

しかし、私が斡旋されたお店は老舗というか、

古くてアットホームな感じで、、

キラキラ感が無く、、

 

泣いて美容学校の先生に

行きたくない!!

 

と言っても当時は先生の紹介が絶対的だったため、

致し方なく入ったお店。

 

早く技術を覚えて、

早く「キラキラ美容室」に転職するぞ!

 

なんて思っていたけれど、

意外に人は優しくて、

技術修練は厳しくしっかり教えてくれて、

 

こんな所なのに、

こんなに知識も技術も人間性も豊富で、

すごいなぁと純粋に思っていた

アシスタントな私。

 

そのお店には厳しい〈大先生〉がいて、

その大先生のお客様は皆マダム的な感じで、

見る目も、望むモノも高い!

 

そんなお店でアシスタントのお仕事である

〈シャンプー〉から猛練習が始まる。

 

でもそのシャンプーが

なかなか泡立たない系。

(美容師がやれば泡立つんですが。)

 

何でこんなシャンプーを使うんだろう??

 

って初めて疑問に思った。

 

その質問に大先生は言った。

「歳をとってくると髪が弱ってくるんだよ。

それで白髪も増えて染めて、傷んで、

また細く弱って、ボリュームが欲しいからとパーマもかける。

でも、かけてもかけても直ぐとれてしまう。

こんなに傷んでボロボロになってしまうと

キレイが続かない(何をやっても持たない状態)

それがこういう良いシャンプーを使う事で

髪の根元がいい髪を作る為の

【自然治癒力】が高まるんだよ!

 

そうやって

自然治癒力を引き上げないと

髪のスタイルづくりは難しくなるし、、

髪を守るのも美容師の仕事なんだ。

 

、、そんなような事を言われ、若い私は

『【自然治癒力】って何だ!?』

も思った。

 

 

傷が治るように、

病気が治るように、

カラダが自然と自分の力で治す、

そんなチカラ。

 

、、それって、凄いな!

と純粋に思い、

 

【自然治癒力】を高める事が大事!

 

という事が私の中に刷り込まれた。

 

確かに。

家でシャンプー(ドラックストア系で)

してきてカットだけでブローセットするのと、

その良いシャンプーで洗った後のブローセットでは、

 

仕上がりやブローのしやすさが

全然違う!!

 

根元からフワッと立ち上がり、

キラキラと艶が出てまとまる!

 

こんなに違いがあるなら、

もうドラックストア系は使うのをやめよう!

って若い私でも思った。

 

誰もがキレイになりたい!と

思うはず。

誰もが自然治癒力が上がるよって言われれば

やりたい!って思うはず、、。

 

そんな大先生が探しに探して引っ張ってきた

良いシャンプーは、

残念ながら当時は私も若くて

成分名は調べたりしてなく覚えてない^^;

 

けれど、とにかく水っぽいくらいゆるくて

〇〇エキスというものがたっぷり入って

【漢方】のようなイメージで、

地肌に!弱った頭皮毛根を…!

っというコンセプトなシャンプーでした。

 

それからは私もお店と同じシャンプーを使い始めた。

 

そして数年経ち、

私は別のお店に転職。

 

そしたら、そのお店のシャンプーも

同じような漢方系!?シャンプー。

前のお店にも同じものがあったのを知っていたので、、

またか!!思った。

(そういう系にご縁があるのねぇ^ ^)

 

でもまぁ、使い方も分かるし、

良さも理解しているので

お客様にも伝えやすかったし、

私の頭皮も弱い系だと思いはじめていたので、よかったかなと(^.^)

 

そのお店で9年の間に

シャンプーはバージョン変更されたりしましたが、

基本は水っぽくて、キメ細かい泡で、

汚れてると泡が立ちにくく、

すすぐとキシキシする。

でもこの水っぽさが界面活性剤が優しい証拠で、

キシキシするのが余計な物が入ってない証拠だった。

あとは植物成分が多く入ってる。

そして、ブローや仕上がりがしやすい事、

使い続けているお客様の髪が維持または改善されてる事を感じて、

これは良いシャンプーだ、

と判断していた。

 

 

美容業界に入るとすぐ

『シャンプーが上手な人がいい美容師だ(いい美容師になれる、だったかな?)』

と先輩に言われた。

お客様の中でにも聞いた事がある方も多いのでは。

 

シャンプーという仕事は美容室の仕事(技術)の中で

1番気持ちいいと感じれるもの。

全て思いは『手』によってお客様に伝わるので

どれだけお客様の事を考えてるのかも分かるし

シャンプーマンの性格も出ますよね^^;

 

シャンプーする事で頭のカタチ、地肌の弾力や厚み、毛量の違い、乾燥や脂性、傷み度合い、普段のシャンプーの仕方や使ってるもの、、などなどが分かる。

 

全てのスタイル作りの前に

これだけの情報を受け取る事が出来る。

 

そして、長年やってるとその方の

シャンプーの〈強さの好み〉が分かるようになりました。

 

頭髪だけでなくお肌の状態も分かることも。

気持ち良さの中に自分なりのこだわりの要素が詰まってますので、それによってお客様の緊張をときほぐし、

既に心をキャッチ♡する事もできたりする。

 

そうすることによって、

スタイル作りの時にご希望が言いやすかったりとか、

あると思うのです。

 

この人なら分かってくれそう、

という信頼感を得て、

またよりご希望を聞ける事によってスタイル作りが

よりご希望に添えるようになる。

 

その繰り返しで良い関係でいられ、

この場所で様々な節目などにもお会い出来るようになる喜びがある。

 

話が逸れてしまいましたが、、

そんなわけでとても『シャンプー』というものを大事に思っていましたので、

【独立】を考え始めた時に

まず使いたい良いシャンプーに出会えるか

が最初に頭にありました。

 

 

長くなりましたので続きは次回に!

 

私も洗ってもらうの大好き♡

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